2017/01/08

ロンドンのタイユヴァンセカンド店でマリアージュを堪能

あけましておめでとうございます。
気づけば2017年。2016年は月いちで旅行をしたりおいしいものを食べたり、最後の一年だと思って(勝手に)ロンドン生活を充実させるべく楽しんでました。
私生活の充実に伴いブログの更新がまったくもって進まず見に来ていただいている方、本当にごめんなさい(;^_^A
一応、ブログを書く気はまだありますので最早待っている人はほぼいないと思いますがのんびり旅行記とレストランの記録は残していきたいと思います。
今年もよろしくお願いします(^◇^)

年始はモロッコ旅行に行っていたので、ロンドンでの外食はじめは旦那さんの誕生日祝いをかねてタイユヴァンのセカンド店へ行ってきました。
Tailleventはパリでは有名なミシュランの星付きレストランで、1973年から30数年三つ星を守り続けてきた老舗。
恵比寿のジョエル・ロブションの前身がタイユバン・ロブションだったらしいですよ。

お値段もリーズナブルな2 courses for £25, 3 courses for £30~
当たり前ですが、使っている食材はアラカルトの方が断然良いです。
店名にもなっている110 de Tailleventは110種類のワインがグラスで楽しめるというワイン好きにはたまらないコンセプト店なのです。
入り口を通って最初に目に飛び込んでくるのは巨大なワインバー。
私たちはお食事メインだったので、落ち着いたテーブル席へ案内してもらいました。
メニューの隣には左右お勧めの組み合わせのワインリストが書いてあり、左はリーズナブル、右は高級なラインナップ。
我が家は左のみトライしましたが、お食事をオーダーする段階でワインのマッチング、サイズ(スモールとレギュラーの二種)を決めます。

まずはワインが来ましたよ~!
私はラングスティーヌのラビオリ、旦那はホタテのカルパッチョをオーダー
下のタグには注文したワインのナンバーと産地などの詳細が書いてあります。 
LANGOUSTINES ravioli with basil and citrus butter
合わせるワインはnaoussa jeunes vignes de xinomavro 2013 Greece
ギリシャのリーズナブルなワインっぽいですね。それだけ飲んでも決してめちゃくちゃおいしいということはないのですが…
食事には間違いなく合う!これがマリアージュなのか!!と感動しつつおいしいお食事を堪能。
このラビオリ、エビがしっかり入っていて甘めのソースとドライトマトのうまみがさわやかでとてもおいしかったです。
おそらく、これだけを食べると甘く感じすぎると思うんですが、ワインの癖のある感じが何とも言えずマッチして引き立てあってました。

SCALLOPS CARPACCIO celeriac, green apple, watercress coulis
ホームページの画像で見るよりは少ないけど、ヨーロッパではホタテはメインをはれるほどの高級食材なので、前菜だしこんなもんですよね。
合わせたワインはbourgogne aligote 2012 a boisson
癖もなく特筆すべきことはないって感じの白でした。
ホタテのカルパッチョならだいだいなんでも合いそうだしね(雑w)

メインに合わせるワインはこちら
heinrich red 2013 burgenland austria
cote du rhone mon coeur 2009 domaine j.l. chave
私はポークベリー、旦那はラムにしました。
スウィートブレッド(仔牛胸腺肉)と悩んで店員さんの「断然ラムがおすすめ!」を信じてみましたよ。
私はモロッコ旅行の間中ずっと豚が食べられなかったので、体が欲していたんだと思います(笑)

PORK BELLY roasted, crispy skin, onion purée, apple, pommes soufflées
見てください!この美しさ、ケーキが来たのかと思っちゃいますね。
皮はカリカリ、中は脂でしっとりとしたポークが大好きなので大変おいしゅうございました。
ポーク単体で食べると若干しょっぱく感じるんですが、付け合わせのリンゴや玉ねぎのピューレと頂くと甘さが足されてばっちりな塩梅です。
これはマイベストポークランキングにランクイン間違いなし。

SCOTTISH LAMB roasted and lamb shoulder confit, aubergine caviar
一瞬ラムだということを忘れてしまうほど癖がなく、でも最後にはラム特有の香りが鼻を抜ける感じ。
店員さんのいうことを聞いてよかったと心から思える素晴らしい火入れのラムでした。
ワインとのマリアージュはどちらもばっちり。
特にラムの方はワイン単体だとビオかと思うほど野草っぽい香りがしたのですが、ラムとは合うんですね~。
ワインを交換してみましたが、どちらもおすすめでついてくるワインには敵わず。
(本当にマリアージュってあるんだ…!二回目)

せっかくなのでデザートも
PRALINE ECLAIR Paris-Brest recipe
ナッツゴロゴロプラリネクリームたっぷりでおいしかった~♡
ロンドンってデザートまでおいしいお店少ないからこれはうれしい!

MONT-BLANC chestnut cream, icecream and cake
モンブランがあったら食べてみないわけにはいかない!
メレンゲがちょうどよくサクサクしててその上にアイス、マロンがねっとり絡んでおいしすぎる!
アイス入りのモンブランはレストランやカフェじゃないと食べられないから特別感あるよね。
高いワインはそれ単体でおいしいのは当たり前だし、安いワインかつ癖のあるものを買ってしまったり頼んでしまった日はちょっと落ち込んでしまうけれど、きっとどんなワインにもベストカップルになるお食事って存在するんだろうなと感心しました。
ここのメニューはワインありきで考案されているのではないかと思うほど。

久々に気合を入れて書いたのはなぜかというと、こんなに美味しいのに意外と空いていたのです!
オープンして一年ちょっとなので、まだ知名度が低いのかな?
ワインを売りにしているお店は正直あんまりお食事が期待できないところが多いんですが、さすがのパリ仕込み、デザートまでおいしくて自信を持ってお勧めできますよ^^

行き方☞

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