2015/07/13

世界No.1(過去)の実力とは!?THE FAT DUCKでランチ

遡ること数か月、イギリスを代表する三ツ星レストラン、The Fat Duckでランチしてきました。
なんでこのタイミングかというと、今日友達がヘストンのトークショーに行くと言ってたので書いてないことを思い出したのです(笑)

こんなイギリスの片田舎に三ツ星レストランなんてあるのかいと思うんだけど、あるんですね~。
ミシュランの三ツ星レストランの定義が「卓越した料理を供する。それを味わうために訪れる事自体が旅の目的になり得る。」ということなので、まさにこのレストランの為だけにこの地を訪れました。
過去に世界一とも称されたファットダック、イギリスに住んでる間にぜひとも味わっておきたいとずっと思っていたけれど、予約がなかなか厳しく放置していたら期間限定の移転のお知らせ。
今はイギリスの店舗はクローズしていて、今年の2月から6か月間限定でメルボルンにオープンしているのです。
メルボルンのサイト本家よりかっこよくない?(笑)
クローズ期間中にリノベーションするようなので、どんな雰囲気になるのか楽しみですね~。
ちなみに、スタッフはキッチン・ホールともに連れて行くみたいですよ。
イギリスでの生活があるだろうに、大変・・・^^;

写真とともにお料理を振り返ります~(写真多いので重いかも^^;)
テイスティングメニューはお一人様£220(本日のレートで約42,308円)
行きたいな~と思ってOpen tableで予約をちょこちょこ見てたらなんと平日だけど一週間後の空きを発見!
ダンナ君、もちろん仕事の休みを取りました(笑)
ここから4時間半かかるコースのスタートです。



アミュースブッシュ
NITRO POACHED APERITIFS
Vodka and Lime Sour, Gin and Tonic, Tequila and Grapefruit
スプーンにレモンライムのエスプーマのムースを盛り、それを液体窒素が入った容器に流し込む。
化学のお勉強をしてからシェフになったと言われるヘストンらしいスタート?
RED CABBAGE GAZPACHO
Pommery Grain Mustard Ice Cream
赤キャベツのガスパッチョ
マスタードアイスクリームと赤キャベツで冷え冷えのガスパチョ。
もう普通のメニューが出てくることはないなとここで悟りました。

JELLY OF QUAIL, CRAYFISH CREAM
ウズラのジェリーとクレイフィッシュクリーム
2000年前の樫の木の樹液の香りを、フィルムとスプレイで再現したそう。
SDカードのケースみたいなのにオークの香りがついたフィルムが入っていてそれを口に入れる。
ぶっ飛びすぎてて、料理というよりエンターテイメントだね。
もくもくしている間、新緑の香りがテーブルに広がる。いちいちかける手間が凄い。

チキンのレバーパフェとトリュフのトースト
SNAIL PORRIDGE
Iberico Bellota Ham, Shaved Fennel
カタツムリ粥
お店のスペシャリテの一つなんだけど、とっても美味しかった!
最後まで面白さだけ追及されたらどうしようかと思ったけど、味もいけるんだとちょっと安心。
ここでフェンネルの美味しさに目覚め、家でもちょこちょこ食べるようになったな~。

もちろんバターもパンも美味
SCALLOP
Birch Syrup, Bergamot and Coral Royale
手前はホタテ、奥はホタテのふりをした長芋(多分)

MAD HATTER'S TEA PARTY (c.1892)
Mock Turtle Soup, Pocket Watch and Toast Sandwich
ウエイターが箱に入った時計型の海亀のスープを持ってきてティーポットの中へ。
綺麗に溶けたらティーカップに注ぎます。
なんとも美しいですね~。これでキュンとこない人はいないでしょう。
サンドイッチも素敵なプレゼンテーションでやってきます。
"SOUND OF THE SEA"
海の音を聞きながらシーフードサラダを食べるんですが、粉末の昆布パウダーがキツすぎてその味しかしない(笑)
昆布の味を知らない外国人はFantastic!かもしれませんが、私的にはおいおい~!な感じでした。
SALMON POACHED IN A LIQUORICE GEL
Artichoke, Vanilla Mayonnaise and Golden Trout Roe
リクリッシュ(リコリス)のジェルでポーチしたサーモン
リクリッシュのジェルって簡単に言うとオランダでよく食べられている真っ黒のグミみたいなやつですよね・・・?
UMBLE PIE
メインは冒険しないで欲しいと思っていたので、普通のものが食べられてよかった。
こんなに食べておいてあれなんだけど、テイスティングメニューって色々食べ過ぎて何が一番よかったかわからなくなるよね^^;
HOT AND ICED TEA
縦半分が暖かく、もう半分が冷たいお茶。
面白いこと考えるね~。

EGGS IN VERJUS (c.1726), VERJUS IN EGG (c.2013)
卵を割ると・・・
中からアイスクリームが出てきて、殻もチョコレートで出来てるから全部食べられちゃうのです。
美味しく楽しい演出にわくわく。

BOTRYTIS CINEREA
美しいだけじゃない、色んな味、テクスチャー一つ一つが凝りに凝ったデザートディッシュ。
WHISK(E)Y WINE GUMS
なかなかルコールきつめ。地図に張り付けてるの面白い。
"LIKE A KID IN A SWEET SHOP"
袋も食べれると思いきや、中身だけでした(笑)
可愛い袋は記念にお持ち帰り。
後半に行くにつれて適当になってごめんなさい(自覚あったんだ)
ワインはマリアージュのことなど一切考えず、友達のお知り合いが作っているGyotakuにしました。

他では経験できない斬新な料理の数々でしたが、味だけなら他にも美味しいレストランはあるな~と言った感じ。
最大のネックは値段ですね^^;
世界で最も有名なレストランの一つなので、イギリス滞在中に行くことが出来てよかったかな。

行き方☞

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