2015/06/02

スタオベで大盛り上がり、蜷川カンパニー「海辺のカフカ」ロンドン公演

ご無沙汰です!もう今更感がありますが、ハムレットに引き続き、「海辺のカフカ」のロンドン公演を見てきました。

原作はだいぶ前に読んでいて、ハマったはずなのになかなかあらすじが思い出せず苦戦^^;
村上春樹の作品は好きでいくつか読んでいるんですが、どれもぼやっとしか頭に入らないのは彼の独特の世界観に頭がついていかないからでしょうか・・・。

「海辺のカフカ」は二つの世界が絶妙に入り組んでいて、へたしたら大混乱で終わるんじゃないかと思っていたけど、さすが「世界のニナガワ」
あの独特の世界観を、美しく、わかりやすく表現されていました。
巨大な水槽のようなセットを巧みに動かし、めまぐるしく変わる二つの世界をわかりやすく演出。
1F後方だったんですが、それでも宮沢りえさんの放つオーラはすごかった!
ベッドシーンは想像通りめちゃくちゃ美しくて、もっと近くで見たかったな・・・一番の心残り(笑)
オーディションで選ばれたという古畑新之さんはカフカくんのイメージにピッタリだし、藤木直人さんの白シャツは鼻血が出そうなほど興奮しました。
一番大好きなキャラクター木場勝己さん演じるナカタさんも素敵!

日本公演よりも短くしてあると聞いたのですが、どの辺をカットしているのか気になるな~。
レビューでは「原作も読んでみたい」とか「原作知らなくても楽しめた」って声が多くて、全く原作を知らないお客さんも楽しめる作品を作れるなんて、やっぱり凄い。

こっそり買ってしまったパンフレット。せっかく2作品見たので、記念♪
中身の写真はこんな感じ。
宮沢りえさんが、箱に入っていても美しい。私がやったらエスパー伊藤状態になるな。
最後は、スタンディングオベーションで最高に盛り上がってました!
ガーディアン紙とデーリー・テレグラフ紙が4ツ星の高評価を与え、連日満席、リターンチケット待ちの行列もできたみたい。
ドクターストップで来られなかった、演出家の蜷川幸雄さん。
彼のメッセージにちょっと胸が熱くなる。お客さんの反応とか生で見て感じたかっただろうなー。

一番衝撃だったのはこれ。藤原竜也さまがまさかのカフカ初日を見に来ていたという・・・!!!
うわーん。初日に行けばよかったよーー!!ハムレット終わってから結構のんびりロンドンに滞在してたんだね。
イベント尽くしの5月末、楽しかったなー。
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